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横須賀市IT基本戦略の考え方
横須賀市企画調整部情報政策課主査
渡辺大雄



 横須賀は、東京から50キロ圏に位置し、きらめく海と豊かな緑、ペリー来航の地・久里浜など豊かな自然、歴史のロマンと未来の夢に満ちたまちです。また、市内には情報通信産業の一大研究拠点である横須賀リサーチパーク(YRP)をはじめ多くの研究施設が立地する研究都市として世界中の企業と技術が集結し、数多くの国際会議が開催されるなどたくさんの外国人が居住・来訪し、交流する国際都市として発展を進めています。
 さて、横須賀市では、平成8年4月に市の情報化基本計画として「よこすか情報フロンティアプラン」を策定し、行政の情報化、市民の情報化支援、産業の情報化支援を軸に「情報フロンティア都市」目指して積極的に情報化を推進してきました。
 近年の情報通信技術の急速な発展と普及は、個人の暮らしから企業活動のあり方、行政サービスに至るまで社会・経済の構造に大きな変化を及ぼそうとしています。このような社会状況に的確に対応するためには、行政や企業が個々に努力するだけでなく、地域社会の力を結集することが重要であるとの認識から平成12年12月に「横須賀市IT戦略会議」を設立しました。
 この会議は、地域社会が一体となって、効率的な地域情報基盤や社会的アプリケーションの整備・運用を進めるため、市内の研究施設、企業、団体、行政などの関係機関が緊密な連携協力を図り、情報やアイデアを交換するなかで生活、産業、教育などあらゆる分野において情報通信技術の導入を進め、便利で暮らしやすい都市、換言すると個人の生活や企業活動を営む上で魅力的な都市を追求していくことを目的としています。
 基本戦略は、横須賀を世界でも最高水準のIT先進都市にすることを大戦略として掲げ、「ITを活用したまちづくり」「産業振興」「IT教育の推進」「電子市役所の推進」「国内外とのネットワーク」の5つの基本テーマから成り立っています。
 また、これらを達成するためには単に情報通信技術の整備に止まらず、行政経営や社会の仕組みを改革することが必要であるとして、(1)共通の情報基盤を整備、(2)社会の仕組みを変える、(3)行政を変える、(4)デジタルデバイド対応、の4点を重点項目としてあげています。
(詳細はhttp://www.city.yokosuka.kanagawa.jp/it/index.htmlをご覧下さい)
 会議を発足してから、まだ間もないため、いまのところ目に見える成果はありませんが、市内の各研究所が所有する貴重な研究成果やコンテンツを学校教育に生かすことや、電気、ガス、水道、電話などのインフラ事業者が持つ情報を災害時にいかに活用するかなどの検討が始められようとしています。
 横須賀市内に限らず、世界の都市、研究・教育機関、企業などあらゆる分野との交流も視野に入れており、横須賀が「人」「情報」「知」の交流ネットワークの世界的なハブとなることを願っています。



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