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読んで得する本紹介 1
『電子政府・電子自治体入門』



 住民基本台帳ネットワークや電子申請など、現在、市町村は電子化の真っ只中にあります。しかし、いざ電子自治体について内容を問われると少々……。
 そのような方にお勧めしたいのがこの本です。
 NEC電子行政推進プロジェクト編集『電子政府・電子自治体入門』(ぎょうせい/03・5349・6666)は、電子政府と電子自治体の始まりから今後の展望などを、“入門書”の名の通り、平易な文章と分かりやすい図でまとめた本です。また、現場職員からのQ&Aもあり、実務に役立つ一冊となっています。
 そのなかで、ITを積極的に利用している市町村の事例として兵庫県加古川市を取り上げています。
 加古川市は1988年からICカードを使った保健医療情報システムの運用を開始。また、一昨年にはホームページをリニューアルし、行政からの一方的な情報提供だけではなくインターネットの双方向性をいかして、行政と住民、または住民同士の意見交換の場に活用しています。この利用率を高めるために、市では新聞や各種懸賞サイトによる告知を実施するなど、住民の行政への参加を促進する工夫も忘れていません。
 電子政府・自治体の目指すところは、既存の行政サービスの質的向上とインターネットなどを利用した新しいサービスの提供の2点に集約されます。各市町村とも、多様化する住民ニーズにどこまで対応することができるのかが大きな課題であり、電子化の戦略はその鍵を握っているといえるでしょう。

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『電子政府・電子自治体入門』1,800円(税別)



読んで得する本紹介 2
『まちづくりボランティア』



 多くの市町村が地域活性化問題を抱えるなか、いきいきとしたまちづくりのためのボランティア活動を行う『地域アニメーター』と呼ばれる人たちが、全国で次第に増えてきているようです。この「アニメーター」という言葉には、〈人々を励まし、よみがえらせ、いきいきとさせる人〉という意味があります。
 NPO法人全国生涯学習まちづくり協会編集(編著者代表・福留強)の、『まちづくりボランティア』(ブックハウスジャパン/03・3584・7075)では、地域アニメーターの意義と役割、養成講座の企画と運営、地域アニメーターによるまちづくりの方法やその実例などについて紹介しています。
 地域アニメーターの活動は文化・スポーツの振興、商店街の活性化の工夫、子供会の指導など多岐にわたり、地域を元気にする原動力であるとともに、参加する住民にとっての生涯学習となっています。また、地域アニメーターの養成講座は公民館や文化センターの事業の一つとして開催されているところが多く、講座修了後はそのままそこを活動拠点として市町村のボランティア人材バンクに登録したり地域のサークルに参加する人がほとんどということです。
 子育てが終わった、定年を迎えたなど、時間に余裕のある人に学ぶ場と活動の場を提供することで、まちづくりの一端を担ってもらう。そのようにして「人々が助けあって充実した時間を過ごしている」ことそのものが、今後のいきいきとした“まちづくり”に欠かせない要素なのだと思います。


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『まちづくりボランティア』1,905円(税別)



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