bannerkanmatsu.gif


寄稿・システム稼働レポート
新潟県湯之谷村総務課係長
桜井雅人



 平成15年10月28日、緊張感の走るなか、湯之谷村において「e―TASK選挙システム」を活用し、衆議院議員総選挙の不在者投票が始まりました。受付処理は〈入場券のバーコード読み取り→不在者投票外封筒用ラベルの発行→受理〉という作業を繰り返し行います。担当職員の作業もスムーズにいき、まずは無事にシステム本稼働となりました。
選挙事務の電子化への取り組み
 ロングランの超過勤務。正確性と迅速性を要求され、精神的にも追い込まれる選挙事務――選挙が執行されるたび、担当者としていつも痛感していたことです。そこで何かいい方法がないか模索していたところ、2年前に「e―TASK選挙システム」のことを知りました。当時、行政の情報化はある程度進んでいたものの、選挙事務の電子化まで行っている市町村はまだ少なく、興味と期待感を抱いてシステムを見せてもらいました。その結果、「これならば選挙事務の煩わしい面をカバーできるのでは…」と考え、早速モデル団体となり、15年4月の議会議員選挙ではパイロットシステムによるテスト稼働も体験しました。
 当然のことながら、システムを導入すれば直ぐに何でもやってくれるわけではなく、稼働までにはデータ入力など人的な作業が必要です。ましてや選挙事務は正確性を期すものだけに、本稼働までに約1年をかけてじっくり検証したわけです。
 さて、選挙事務の電子化によって、(1)瞬時に不在者投票者数が把握できるのに加え、住民記録と連動しているため日々の異動がひと目で判る、(2)投票日前日には日々の「不在者投票結果」と住民異動データを反映した最新の「選挙人名簿」の作成ができ、円滑な抄本の確認集計作業と時間短縮を実現――などのメリットが挙げられます。特に、選挙中は役場の担当者にとって「名簿抄本が命」ですが、システムの導入で抄本に最新かつ正確なデータを反映することができるようになり、これも大きな変化といえるでしょう。
 まだ、不在者投票の段階ですが、湯之谷村では「投票処理の電子化」というひとつの改革をもたらすことができたと考えています。
 電子化の目的とは、システムに使われることなく使いこなすことであり、モデル団体としても「e―TASK選挙システム」がさらに信頼し、自信を持って運用できるシステムとして進化することを望んでやみません。


煩雑な選挙事務は最も情報化の効果が期待できる分野。不在者投票のシステム化は、「投票処理の電子化」という改革実現に向けた第一歩だ。



バックナンバーへ戻るspacer新風トップへ