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「基盤整備」から「実践・活用」の時代へ
IT経営キャラバン隊会長
特定非営利活動法人ITコーディネータ協会会長

関 隆明
せき・たかあき 1939(昭和14)年生まれ。63年、早稲田大学理工学部卒、日本電気入社。情報処理製造システム事業部長、取締役支配人、日本電気ソフトウェア(現NECソフト)社長、取締役会長などを経て、現在、NECソフト顧問。05年、ITコーディネータ協会会長へ就任。



 新年明けましておめでとうございます。
 2006年1月、IT戦略本部から「IT新改革戦略」が発表され、〈いつでも、どこでも、誰でもITの恩恵を実感できる社会〉いわゆる「ユビキタス社会」の実現が謳われました。これからはビジネスや生活、教育、医療など社会のいたるところでITの実践的な活用が進むことになります。まさに“基盤整備”から“実践・活用”の時代の到来です。
 とはいえ、この目標を達成するためには、官民の強固な連携による「電子政府・電子自治体」の推進や国際競争力強化のためのビジネスモデルの転換への提案、あるいはITの利活用の促進とそれに関わる人材育成といった活動を、これまで以上に推進していく必要があります。また、こうした活動が全国各地において展開され、地域に定着し、継続されていく仕組みづくりも欠かせない重要なテーマといえるでしょう。
 そこで平成18年11月、ITの利活用や情報教育、人材育成等に寄与してきた12の関係機関・団体および企業が、それぞれが属する分野の知識・知見を総合して社会貢献を果たすべく、任意団体「IT経営キャラバン隊」を設立しました。
 その活動目的は、(1)IT経営の実現による生産性の向上とテレワーク人口の倍増、(2)女性や高齢者、ニートやフリーター等の再チャレンジを可能とする人材育成プログラムの構築、(3)ユビキタスネット社会の実現に向けた地域情報化の推進、(4)電子申告・電子申請・電子納税・電子入札・電子納品等の普及・推進、(5)ITの利活用促進による教育の高度化、(6)安心・安全なネット社会構築に向けた産官学すべての層での情報モラル教育の実践――の6点です。
 IT経営キャラバン隊では、今後、バスを改造した「キャラバンカー」と「大型ドーム型テント」に、さまざまな「最新ITソリューション」を備え、全国各地を訪問。地方公共団体や地場企業のIT経営の成功事例などを紹介する実践セミナーや、セキュリティを含む情報モラル教育の推進、あるいは地域の住民や企業に対するオンラインサービスの利用促進といった活動を展開する計画です。
 少子高齢化社会が進展する日本が、今後とも安定的な経済成長を成し遂げるためには、その成長・発展に貢献するイノベーションの創造が不可欠であり、我われとしてもこれらIT活用の普及・促進活動を通じて、地方公共団体や企業の経営革新支援に尽くす所存です。
 その結果、2007年という新たな年が、全国、津々浦々でICTの活用促進による電子自治体と、企業へ産業競争力向上を目指す運動の波を起こす、大変意義深い年となるよう、心から願っています。



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